AGF® × 東北の窯元 “絆” がつなぐ、被災地の今とこれからAGF® × 東北の窯元 “絆” がつなぐ、被災地の今とこれから

Vol.2 宮城県仙台市 堤焼乾馬窯 針生 乾馬さん 和馬さんVol.2 宮城県仙台市 堤焼乾馬窯 針生 乾馬さん 和馬さん

BACK 堤焼を使ってくださるシーンを間近で見られたことが一番の収穫でしたBACK 堤焼を使ってくださるシーンを間近で見られたことが一番の収穫でした

300年続く堤焼の灯を、ずっとこの地で、灯し続けたい

堤焼が生まれる土地の風景

堤焼が生まれるこの土地について教えてください。
乾 馬

もともと堤町には、江戸時代から数十軒の窯元がありまして。
昭和の中頃になると周囲に住宅が増えたため、
いまのこの仙台市泉区、当時は宮城郡泉町の山の中に窯を移しました。
この地を選んだのにはいくつか理由がありまして、
ひとつはロケーションの良さですね。
いまは自然公園になっているこの地域の景色が非常に素晴らしいこと。
それと、堤焼の特徴でもあるなまこ釉の原材料になる岩や、
焼き物に欠かせない土が、
この土地から採れるというのがふたつ目の重要な理由です。
今ではなかなか採りづらくなった土が、庭先を掘れば採れますから。

地元の土や岩を使われた焼き物なんですね。
乾 馬

堤焼の器は、地元の土を使って300年ほど作り続けてきた器で、
私たちで10代目になります。
それと、堤焼の特徴であるなまこ釉。
素焼きした器に黒色の釉薬をかけて1~2日置き、
乾いたら白色の釉薬をかけていくんですが、
釉薬を作るためのもみ殻や岩も、地元のものを使っています。

制作した器の写真

土はすべて、敷地の庭で採ったものなんですか?
乾 馬

3分の1くらいはこの上谷刈の土ですが、
残りは台原というところから採らせていただきました。
20年ほど前に大規模な施設を壊して、
宅地造成のためいったん更地にした地域なんですけど、
それが代々使ってきた粘土と同じ地層の土だったんですよ。

江戸時代から同じ土が使われているとは驚きです!
最後に、今後のビジョンについてお聞かせいただけますか?
乾 馬

代々続けてきた堤焼乾馬窯の技術と想いを
これからも伝えていくというのが
我々に課せられたひとつの使命みたいなものです。
それは日々の積み重ねであって、一つひとつの作業をじっくり続けていくのが、
長く続く秘訣なのかなと。
それは、亡くなった父もよく言ってましたね。コツコツとやっていけと。

積み重ねの先に、素晴らしい作品が生まれるんですね。
乾 馬

1人でも多くの方に堤焼のよさを知っていただいて、
手に取っていただいて、使っていただくということを
ずっと続けていきたいなと。
そのためには、コツコツとした反復練習的なものを積み重ねていくだけですね。
いま私と弟と、姉と姉の長男、そしてうちの母と、家族だけでやってますけど、
一丸となって、堤焼の灯をずっと灯し続けていきたいと思っています。

針生 乾馬さん 和馬さん、ご家族との写真

宮城県仙台市 堤焼乾馬窯

300年以上伝承されている仙台ゆかりの焼き物。震災により全ての窯が使用不能になったためAGF®が修復を応援。2012年6月より修復したガス窯での創作活動が始まりました。

作品

作品の写真 海鼠釉マグカップ
作品の写真 海鼠釉皿1
作品の写真 海鼠釉皿2
作品の写真 海鼠釉茶碗
作品の写真 緑釉コーヒー碗皿
作品の写真 緑釉薬茶碗1
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アトリエ

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堤焼乾馬窯のWebサイト堤焼乾馬窯のWebサイト