300年以上続く陶器の歴史。
堤焼を始めたきっかけを教えて下さい。
久馬さん堤焼は代々受け継がれていて、私たちで十代目になります。もとは、堤町(つつみまち)という、城下町の北はずれの関所に住んでいた武士たちが、地元で採れる良質な粘土を使って作ったのが始まりです。
その後、伊達政宗の孫である伊達綱村(だてつなむら)が、1700年前後の元禄時代に堤焼の前身となる、杉山焼(すぎやまやき)として広め、私たちの先祖もその頃、先代にやって来て始めました。もう、300年以上の歴史になります。