神山湧水珈琲 AGF

世界文化遺産 上賀茂神社 式年遷宮記念文化事業 supported by AGF

十代目 松本幸四郎 襲名記念 奉 納 舞 台

十代目 松本幸四郎 襲名記念 奉納舞台

AGF®「煎」の神髄といえる、清らかな日本の水。京都・上賀茂神社では、社の背にそびえる神山より「神山湧水」が湧き出で、いにしえより大切に守り続けられています。今回、十代目を襲名された松本幸四郎さんとのご縁が重なり、記念すべき奉納舞台がここに実現いたしました。選ばれた演目は「三番叟(さんばそう)」。五穀豊穣を祝う、格式高いよろこびの舞です。

鼓や笛の囃子とともに、高まっていく緊張感。いざ、農民を象徴する三番叟が舞い始め、眠る大地を揺り動かすような足拍子を響かせます。舞うというより「踏む」の言葉が似合う、勇壮なる躍動感です。

鈴を手にした三番叟は、再び、舞台の中央へ。凛とした鈴の音を響かせながら、拍子は急速に早まっていく――。舞台の隅から隅へ、全身全霊で舞う姿に、思わず息を飲みます。

高くあでやかに飛び上がり、演目は終結。「高麗屋!」響き渡る大向こう、そして湧きあがる拍手……。力強くも厳かな舞に、会場一体が晴れやかな思いに包まれました。

ごあいさつ

味の素AGF株式会社 代表取締役社長 品田 英明

天候にも恵まれ、たくさんの方にご来場いただいたことを心より感謝申し上げます。
私どもは、世界文化遺産である上賀茂神社の第42回式年遷宮を記念して、文化事業をしております。その中で、この地に湧き出る神山湧水に合うコーヒーを開発して奉納し、参拝者の皆様にふるまわせていただいています。さらに、この日本人の味覚に合うコーヒーを多くの方に飲んでいただきたいと発売したのが、AGF®「煎」です。そのイメージキャラクターを務めていただく松本幸四郎様をこうしてお招きできたというご縁に感謝が絶えません。
本日の演目「三番叟」とは、五穀豊穣を祝う慶事の舞だそうです。身近に生で見る迫力は何にも代えがたい、本当に素晴らしい舞でした。皆様にとって、今年がより実り多き年となりますよう願っております。

賀茂別雷神社 宮司 田中 安比呂 様

この境内には御手洗川が流れ、周囲には賀茂川や高野川がめぐります。御殿へお詣りいただくと自然に身が清められるという「水」とのご縁が大変深い神社です。
平成27年10月25日、第42回目となる式年遷宮を行いました。21年ごとに執り行う式年遷宮とは、木と紙で作られた御殿が痛む前に作り替え、神様のお力を永遠につないでいくという先人のお考えによるものです。本日、第十代松本幸四郎様襲名のご報告として自らご参拝いただき、式年遷宮を祝う舞のご奉納をいただけたことに感謝を申し上げます。
実は、歌舞伎をご奉納いただくのは、2600年の歴史の中で初めてのことなのです。この由緒正しき外幣殿(馬場殿)にて大勢の皆様にもご覧いただくことができ、大神様とともに大変うれしく思います。

CREDIT

振付:尾上菊之丞/後見兼振付助手:尾上菊透/鳴り物:梅屋右近・堅田喜三郎・藤舎呂悦・藤舎清鷹・藤舎貴生/衣装:藤戸詠子/床山:市川純也/舞台監督:浅香哲哉/音響:内藤博司/照明:北内隆志/舞台造作:前田剛

世界文化遺産 上賀茂神社 式年遷宮記念文化事業 supported by AGF® 煎(せん)