昭和51年に始まり、
父の後を継いだ窯元。
南部名久井焼を始めたきっかけを教えてください。
大門さん南部名久井焼は昭和51年に、私の父である砂庭 大作(すなば だいさく)が窯開きをした、比較的歴史の浅い焼き物です。父はもともと画家でしたが、当時は民芸運動がブームだったことと、父の両親(私にとってのおじいちゃん、おばあちゃん)が子どもの頃に粘土で遊んでいたという話を父が思い出し、現在の登り窯の下にある沢から粘土を採り、町の公民館にある窯を借りて焼いてみたら陶器ができたので「これはいける!」と思い、始めたのがきっかけです。